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イチロー

イチローがメジャー歴代最多安打記録を抜き去った。

記録もすごいけど何より怪我しないのがすごい。

少し前に報道ステーションで語っていた身体論は甲野善紀さながらで、整体の技術にも通じるところがあって興味深かった。

(遠投になると肩が上がるチームメイトの話の中で)

肩は平行を保たないと意味がない、変な癖がつく

肩が上がると腕力、指力になって体幹の力が使えない。整体の場合、何十キロもある肉袋(人体)を手だけで扱うには無理がある。実技の練習をする際、肩が上がっていないか常に確かめると良い。

 

(バッティングする際)手は最後。

腰が回転するから手が勝手についてくる

それには骨盤の動き、肩甲骨の動きが大事

大したことのない技のことを小手先の技というが、整体も手先だけでは上手くいかない。体をダイナミックに動かして、結果的に手がついてくるような動きが要求される。慣れないうちは先生の手元だけを見て学ぼうとするが、体全体の使い方が見れるようになれば上達していく。

 

人体の動きを理解してプレーする

肩の力だけを抜くのは無理。膝の力を抜けば肩も抜ける

肩の力を抜いてくださいと言われて抜けたら苦労しない。

下半身の力が使えるようになれば自然と抜けるので、焦らず体を作るのが近道。

 

(筋トレについて)

持って生まれたバランスを崩してはダメ

トラもライオンもウエイトトレーニングしない

筋肉が大きくなっても支える関節、腱は鍛えられない

整体でも筋トレはしない。

腕の筋力をつけて、力ませた腕で触っても相手は硬直するだけだ。

筋肉をつけることよりも体の使い方にウエイトを置くのと、筋トレをしない代わりに呼吸法でタイヤに空気を入れて膨らませるような鍛え方をしていく。

割れた腹筋に憧れる人もいるが、お腹が固いのを良しとしない。

怒りっぽくなるという意味もあるが(お腹は感情と関係している)、お腹にも背骨にも弾力を求める。

 

 

手技のコツ 22:13 comments(0)
パントマイム
先日Mさんとの稽古で鏡を見ながら行った上肢第七、上頸の練習がなかなか良いものになった。

どちらも自身の体をダイナミックに動かす必要があるのだが、上手くいった時といかなかった時に自分がどう動いていたのかがわかりにくい。鏡を見ながらゆっくり動くと、自分の顎が特定のタイミングで上がり出すとか、腰が反り出すとかいうのがわかるので型の修正がやりやすいのだ。

パントマイムをやるような人に整体を教えたら上達が早いのではと師匠は語るのだが、どの手技も師匠と同じ動きが出来れば成功する。鏡に映った自分を師匠だと思って、微に入り細に入り完コピするのが上達の近道だ。逆に言うと、師匠がやらない動きをやめていけば上達に繋がる。上肢の型は正座ではなく蹲踞で構えるとか、頭部・肩周りを観察する際の膝立ち、移動する時の膝歩きの癖は早めに取りたい。

勉強を始めたばかりの頃は見本を見せる先生の手先ばかりに目がいくのだが、慣れてくると首、背中、腰の角度や膝の開き加減、全身の動かし方に目がいくようになる。

自分が練習する時が一番勉強になるような気がするけれど、受ける時も、人が練習しているのを見る時も同じだけ勉強になる。目で見て盗む力をアップさせよう。

ディテールにこだわった完成度の高いおっさん


 
手技のコツ 00:36 comments(0)
肩甲骨剥がし
整体に肩甲骨剥がしという手技があります。
相手を緊張させずに近づくというのがすべての手技に共通するコツですが、肩甲骨剥がしの場合相手の真後ろに座り、脇の下に手を入れ、肩甲骨をダイナミックに動かす形になり、こちらがちょっとでも呼吸を詰めたり力むと失敗するというシビアな技術です。間合いや体の使い方を工夫して少しずつ上達してきたわけですが、先日師匠がポロっと仰った言葉がさらに理解を深めることになりました。

「二人羽織のようなイメージを持つ」

二人羽織。
例えば二人羽織でご飯を食べるという場合、羽織の中に入った後ろの人が前の人に食べさせているのですが後ろの人は「存在しない」ことになっています。実際は食べさせているのだけれど、前の人が「自分の手を使って食べている」かのように見えるのが二人羽織です。

宴会の余興でやる二人羽織は上手く食べられない様が面白いわけですが、上手くこなそうとするなら「前の人に食べさせている」という意識ではなく「前の人の腕になったようなつもり」でやるのが良いのではないかと想像します。

肩甲骨はがしが上手くいかない原因の一つとして「相手を動かそうとする意識が強すぎる」ことが挙げられます。特に相手の人の体格ががっちりしているほど「これだけの体を動かすためにはそれ相応の力が必要だ」と意気込むために腕に力が入ってしまい、その緊張を感じた受け手が体を固め、失敗するというパターンです。

この「相手を動かしてやろう」という意識が強すぎる状態を二人羽織で例えるなら、後ろの人が羽織から抜け出て、姿を思いっきり晒しながら食べさせている状態という感じでしょうか。存在感があり過ぎて芸として成立していない。手技の場合操作する意識が強過ぎると術者と受け手の動きはバラバラになり、受け手は体を固め抵抗したくなります。

【NG】
術者と受け手をはっきり区別し、術者が受け手を操作する

【OK】
術者と受け手の境界線をなくし、受け手があたかも自分で動いているかのような感覚

気配を消し、存在感を消し、操作する意識も消して一体となって動く。武術家が言いそうな台詞ですが手技の成功にも重要な要素です。

 
手技のコツ 20:35 comments(0)
コツまとめたろかなー思て!押忍。上肢操法編

上肢の操法は硬結の捉え方や間合いの取り方、相手の動き(力)を利用した操作法などなど、様々なことが学べます。同時に、技術がないと身体全体に効かないことから(=初心者のうちは身体への影響が少ない)、練習型とも言われます。


まず最優先して考えたい「間合い」
上肢の場合、間合いが近すぎると注意を受けるのがほとんどかと思います(上肢第七を除く)。相手の横に座り、”腕を持った時に”適切な距離、自分の体幹が最大限使える距離であることが重要です。立って握手をする時、お互い適切な距離を自然とあけて握手するのですが、座位で人の横に近づくととたんに適切な距離感がわからなくなります。上肢の操法がうまくいかない場合、お互い立って行うと綺麗にできるということが起こります。

硬結を捉え続けるための力
上肢第二や第六(化膿活点)はグリグリした硬結を捉え続けることの難しさを教えてくれます。硬結を捉えるためにはまず硬結を浮かせる必要があります。相手の重心ごと浮くような高さ(=相手の腹部第三が”実”から”虚”になること)に腕を持っていき、浮いた硬結を押さえていきます。例によって指力で押そうとせず、腰・腹、体幹の力を、背筋を伸ばすような動きで指先に伝えます。上肢第二に関して言うと「豆腐を押しつぶすような感覚」で整圧します。硬いものを押さえるという意識を持つと相手の体にも力が入り、奥まで響かせることができません。柔らかいものを挟むようなつもり。スプーン曲げの世界みたいな話ですけど、イメージってけっこう大切です。

虚をつく、呼吸の間隙を狙う、びっくりさせる
上肢に限らずすべての操法において「ふわっと触れることで相手の呼吸を吸気に変え、間髪入れずに整圧する」のがコツであり難しいところであります。
ふわっと触れられると吸いの呼吸、吸気に変わるという生理的な反応があるのですが、吸気に変わる瞬間は力を加えられても抵抗できず、また吸気の間は体が軽くなるという人間の身体の仕組みがあります。この仕組みを利用して、吸気に変わった瞬間に技をかけることを整体では「虚をつく」とか、「びっくりさせる技術」と呼んでいます。

先に触れた上肢第二も、腰・腹の力がうまく使えても虚がつけていなければ身体全体に響かせることはできません。うまく重心を浮かすことができてもそこから整圧するタイミングを見計らっていると相手はどんどん身体を固めていきます。
上肢第一や第七は吸気で軽くなるという仕組みを利用して相手の身体をダイナミックに動かしていきます。相手が吸うタイミングを見計らって技をかけるのは不可能なので(確実に遅れる)、やはりふわっと触れることによって呼吸をリードします。

相互運動的な動きについていく
ふわっと相手の腕を持ったとき、わずかに相手の身体が動いているのがわかります。相互運動で相手の動きについていくあの感覚を意識するのも重要です。ふわっと触れた時、厳密には触れる直前に生まれる動きに反発せずについていき、抵抗できない状態を維持したまま整圧する。「柔らかな動き」が「これから力を加えるということ」を隠しているわけです。蝶のように舞い蜂のようにさす状態というわけ。


本を読んでもできないとか、先生と同じようにやってるつもりなのに、何かが違うと感じた時、どういう要素が達成できていないのか考えるのが大切です。触れ方がまずいのか、タイミングがまずいのか。腰・腹の使い方なのか、身体作りがまだまだなのか。

上肢のコツをまとめようと思ったのに整体の基本的なことだけで長文書いてしまいました。上肢だけもう一回続きますたぶん。



今回のタイトルの元ネタはコレです。押忍。

手技のコツ 21:28 comments(0)
暗殺教室

整体のコツに「気配を消してスッと近づき、ふわっと触れる」というのがあります。呼吸を詰めて体を力ませた状態で触れると相手も力を入れてしまうので上手くいかないケースが多く、体がガチガチに強張った人を相手にする時には特にこういう「力ませない近づき方・触れ方」が重要になってきます。頭では理解出来ても実行するのは難しい要素ですが、最近初めて読んだ漫画にヒントがありました。
 

 

 

暗殺教室。アニメ・映画化もされたジャンプの人気漫画です。

殺せんせーの教育論にハッとさせられることが多いのですが、好きなキャラクターに潮田渚という生徒がいます。細身で小柄、華奢ではあるが殺気を隠し自然な体運びで対象に近づく才能の持ち主という渚君が、ある時鷹岡という暴力的な教師と勝負することになります。鷹岡は素手、渚君はナイフを一度でも当てれば勝ち。普通に立ち向かっても勝てる相手ではないという状況で渚君が取った行動というのが…
 

 

(僕は笑って普通に歩いて近づいた)

 


近づかれて初めて「殺されかけている」ことに気付いた鷹岡は体勢を崩し転倒。首元にナイフを突きつけて勝負ありというシーンなのですが、この渚君の行動は最初に書いた気配を消してふわっと近づくという整体のコツに通じるものがあります。
 

殺意むき出しで飛びかかって来られると対抗できるのに、笑顔で歩いて近づいてこられると対抗出来ない(対抗する気になれない)。力の入った指で触れると相手の体に反発が生まれるけれど、指に力を入れずふわっと触ると反発が生まれず(反発する気になれない)、ズブっと奥まで指が入る。突き詰めていくと触れる前、近づき方の段階で相手の状態が変わってくるいうことです。勉強会などで練習している時に、「力入ってる!抜いて!」と施術する人が受け手に指示する場面を見かけることがありますが、それは受け手の人が力むのが悪いのではなく、受け手が力むような近づき方・触れ方をしてしまっているということ。施術する人が触れ方を研究する必要があります。

 


渚君の行動には「相手の虚を突く」というコツも含まれています。ふわっと触れることで「まさかこれから痛いことをされるとは思わない」という、油断させた状態から圧をかけると体全体に響かせることができます。上肢の調整などは虚を突くことが出来ていないと腕だけが動いて脊椎に響かないので、成功・失敗が見た目に顕著に出ます。

 


虚を突くのが重要といえば整体の中でもインパクトのある仙椎ショック。うつ伏せになった相手の仙椎をバシッと叩く技なのですが、虚を突かないとなんの効果もない技です。
「今から叩きますよー、さん!にー!いち!バン!」みたいに叩くタイミングを相手に知らせるとそれに合わせて体を固める・抵抗しようとするので効かないと。ではどうするか。

 


・相手がうつ伏せになった瞬間に叩く

・「外晴れてましたか?」等質問をした瞬間に叩く

 


うわぁ〜、なんか性格の悪い手技ねって思いました?

「虚」の状態というのは息を吐く呼吸から吸う呼吸に変わる直前の、生理的に抵抗出来ない瞬間、力が入らない瞬間を指すのですが、うつ伏せになってもらう・言葉を発してもらうことでその瞬間を作り出しています。

仙椎ショックにしても他の技にしても、無防備な瞬間を狙うからこそ体を大きく変えることができるわけですが、技の使い方次第では体を壊すことになりかねない…人を殺す技術でもあるわけです。
 

 

先生を暗殺するために切磋琢磨することで人として魅力的になっていくE組の生徒たち。殺すつもりで先生にぶつかって初めて人を生かす技術が身に付くなんてことをこの漫画から教わるなんて、タイトルと単行本の表紙からは想像もできませんでした。
 

手技のコツ 20:31 comments(0)
跨ぎの型リターンズ

弟子入りして半年が経ちました。

月1回の勉強会に通っていた時期が2年ほどあるのですが、今の稽古回数は週に5〜6回。劇的に増えたわけですが、毎回「月1時代の緊張感を忘れていないか」自問しながら稽古しています。
 

上手くなりましたねと勉強会に参加されている方に声をかけていただくことも増えたのですが、自分でも上手くなったという実感はあるし、何より体つきが変わってきたことが上達を証明しています。野口整体をやる人の体つきというのがあって、腕の力を使わなくなるので自然となで肩になり、呼吸法で鍛えた腰・背中で動くようになるので体全体が筋トレで鍛えた硬い体ではなく、タイヤに空気を入れたような圧のかかった分厚くかつ柔らかな体になります。上手い施術者は体つきを見ればわかるということなのですが、この辺りを踏まえて跨ぎの型考察2回目です。


跨ぎの姿勢にある程度慣れ、手の形が意識でき、指力で押さないという基本的なことが出来たら今度は「どうすれば下半身の力を親指に伝えることが出来るか」ということが研究課題になってきます。慣れないうちは押さえる場所を凝視してしまうため顔から突っ込むような姿勢になったり、それに伴って重心が後ろに下がってしまい、上手く圧がかけられないということが起こります。自分の両足の親指を結んだ線に対象の脊椎が来るような位置で構え(自分の足の親指と手の親指が平行に揃うように)、自分の顔は対象の脊椎より上側(受者の頭側)に来るように意識すると体重が上手く親指に乗ります。


整体は手技療法と言えども実際は足技、下半身の力を使っていくわけですが、下半身の力を親指に上手く乗せるのがポイントになります。二側の場合、圧をかける方向は真下なので膝を落としていきながら上半身は上に伸びていくように体重をかければ十分なのですが、三側の場合脊柱起立筋に向かって斜め内側に圧をかける必要があります。足幅を広めにとり、肘は膝の近くに置き、手の親指の方向は真横(斜め上に向きがちになる)。「膝を内側に締める力」と「肘を外側に張る力」を拮抗させながら、腰で圧をかけていきます。肘を外側に張る力が甘いと上手く圧がかけられません。


圧をかけたあとパッと力を抜いた反動で調整するのが整体の特徴ですが、抜く時もやはり腕で抜くのではなく膝で抜きます。慣れないうちは手全体を体から離してしまうのですが、手は置いたままで膝だけを抜くような意識をすれば「三分残して抜く」という口伝も再現出来ます。また、相手の吐く呼吸に合わせて圧をかけ、吸いの呼吸で抜くということに関してですが、これも慣れないうちは吸い始めと同時に抜いてしまいます。吸い始めで抜くよりも、吸いの頭を一瞬押さえてから抜く方がより大きく息を吸うことができ、その分脊椎の調整の幅も大きくなります。

冒頭に書いた体つきの変化と上達の関連ですが、なで肩化が進めば上半身の力、指の力が抜けやすくなり、丹田・腰がしっかりすれば跨ぎの姿勢が安定し、整圧に重みが出るようになります。

今回書いたことは特別なことではなくこれが出来ないと技術とは呼べないものばかりです。お前は出来るのかと言われるとまだまだ出来ないことばかりだし、顔から突っ込む癖も抜けないし胸椎三側の整圧も苦手です。でも、難しいからこそやりがいがあるし、たまたまだとしても上手くいった手応えがあったときは子どものように喜ぶ自分がいます。部活に専念する学生みたいだなと思うのですが、十五年ほど遅れてやってきた青春時代を良き師匠と共に味わっています。

手技のコツ 20:35 comments(0)
整体グレイテストヒッツ

前回のエントリーを踏まえて、現代人に必須だと思う操法を5つ選んでみました。紹介する5つは頭部第二調律点、目、肝臓(腹部第五調律点)、腎臓、側腹(脇腹)です。


頭部第二は神経的な緊張を弛める調律点で、パソコン、スマホ、ストレスで気が頭に上がり、頭皮がカチコチになっている人に使用します。神経的な緊張と関連して目への愉気も外せないのですが、目は生殖器とも繋がっているので、生理痛の人に鉄板の技術だったりもします。昔の産婆さんなんかが「妊娠中は針仕事をするな」と言っていたそうなんですが、昔の人は目の酷使が生理・妊娠の経過に悪影響を及ぼすことを知っていたんですね。現代人って科学は進歩してるけど身体感覚は劣化の一途をたどっているのではと悲観的な気持ちになってしまいます。
 

腹部第五は主に食べ過ぎ、飲み過ぎの人に使う調律点ですが、肩こりだろうが腰痛だろうが膝が痛かろうが首が痛かろうが、全て肝臓が原因だったりするのが体の妙というか、面白いところです。飲み過ぎた状態の肝臓の固さと糖分の摂り過ぎの肝臓の固さが違うというのも面白いし、抗生物質を飲んでいる人の肝臓の固さとピルを飲んでいる人の肝臓の固さにも違いがあるというのも興味深いなぁと思います。肝臓に効く薬はないなんて言いますが、薬は肝臓で分解をするので、どんな薬も肝臓に負担がかかるということを意味しています。


腎臓は老廃物のろ過、排出、体液の恒常性を維持する役割を担っていますが、便秘は体に悪いとわかっていても、お小水(おしっこ)の質や出の善し悪しってあんまり意識しないんじゃないでしょうか?梅雨の汗がかきにくい時期や、涼しくなってきて汗をかかなくなる秋口などは、汗で出せない老廃物をお小水で出そうとするため腎臓に負担がかかり、腰痛やむくみを引き起こします。風邪を引いた時は腎臓への愉気でお小水を出やすくすると経過がスムーズになりますし、ホットフラッシュにも効果的なのでやはり使う機会は多そうです。


側腹は食べ過ぎによる腰痛などの場合、分厚くなっている方を対象に整圧しますが、腎臓が原因の体の捻れ、側腹の縮みに引っ張られて痛む寝違えや四十肩も側腹の整圧を使います。側腹は盲点になりやすいのですが、何をやってもよくならなかったけど側腹やったら良くなったという話は先生からよく聞きます。


よく使うであろう操法をざっと並べてみましたが、こうやって考えると腰が痛い人の腰を押すとか、肩が凝る人の肩を揉むというのがナンセンスだということがよくわかるし、様々な症状が実は内蔵に起因していることが多いというのも意外な感じがします。筋肉を揉みほぐして体の歪みを整えても内蔵を調整しなければまた元に戻ってしまうというのも想像できるかと思います。


整体でなんでも治る!というのは誇大広告も甚だしいのですが、原因不明の腰痛なども上記の施術で良くなることが多いので、症状の原因がどこにあるか見極める観察力と技術を磨こうと一人決意したのでした。
 

手技のコツ 17:38 comments(0)
跨ぎの型ビギニング

先週は跨ぎの型の稽古が中心でした。

跨ぎの型は野口整体の代表的な型で、うつ伏せになった相手を跨いで脊椎を調整する方法です。

整体の勉強を始めた人が必ずぶち当たる壁であり、多くの人が汗と共に散っていった(あきらめた)であろう跨ぎの型ですが、上手く行うに際して重要なポイントがいくつか見えてきました。跨ぎの型に限らず、上達するには「こうすると上手くいかない」という失敗体験をたくさんストックしていくのが近道だったりします。勉強初期のポイントとしては…

・そもそもこの姿勢に慣れていない。

最初はほんっと辛いんですよね、この姿勢。数十秒で汗は流れるわ、足がプルプルしちゃってその震えが腕を伝って相手に不快な思いをさせてしまいます。決して空気椅子状態ではないということに気付ければ楽になるのですが、整圧どころちゃうわ!ってのが共通の感想ではないでしょうか。


・腕の力、指の力で押してしまう。

先生の施術を受けると、けっこうな圧力を感じるのでつい腕に力を入れて押してしまうのですが、実際は腕どころか上半身には一切力が入っていません。力んだ腕で触ると「痛いことをされる」と相手が身構えて体を固めてしまうので、指が体の奥に入っていきません。北風と太陽的な話ですが、力に対して力で対抗するのはナンセンスで、しなやかに触れると相手もガードを解いてくれる。整体は指圧ではないこと、生物には同調作用があることを学べます。


・四指の固定が甘い

親指以外の四指で背中の肉をお腹側からたぐり寄せて固定しないと親指の位置が決まらず、硬結(こうけつ…ガム、脂の芯のような固まり)も浮いてきません。指先に力が入っているとやはり構えてしまうので、四指をピンと張るのがポイントです(掌の真ん中を凹ませるようにするとやりやすい)。四指の使い方と硬結の浮き沈みの関連性が学べます(硬結を浮かせる重要性は腕も足も頭も同じ)。


これらは勉強を始めた頃に誰もが経験する問題だと思いますが、修行三年目でもまだまだ安定しません。この三つがクリア出来ると今度は自分の体の使い方、相手の呼吸のリードの仕方などにポイントが移っていくのですが、跨ぎの型は師匠が「一生の暇つぶし」と仰るくらい奥が深く、改善すべきポイントが次から次へと出てくるのでとても一度では書ききれません。


今回「ビギニング」と題しましたが、この先「跨ぎの型リターンズ」、「跨ぎの型フォーエヴァー」、「跨ぎの型ライジング」、「帰って来た跨(ry」と続きますんで、よろしく!(半分ほんと、半分うそです)

手技のコツ 21:51 comments(0)
呼吸の間隙

前回の記事で気について書きましたが、今読み返してもやっぱ胡散臭いですねー。そんな今日は気の玉を作っていました。家で。一人で。整体は合掌して気を集めますが、気功の世界ではおにぎりを作るように手の中で気をこねてぎゅっと固めるように気を集めるそうな。遊び稽古的な感じで気をこねこねして床に置いて、置いた気を感じてみたり、こねて集めた気を目に当てて眼球を柔らかくしてみたり…うん、もう開き直ろう、これはカルトであると!


ただ、気の感覚を鍛えるだけでは施術は出来ない。遠くにある弓道の的に掌をかざしても的全体に気を送ることはできるけれど、的の中心めがけて気を送ることは難しい。弓に気を込めて中心を打ち抜くのが技術という感じでしょうか。気の感覚に敏感でも技術がないと中心を外したり、的まで届かなかったりしてしまいます。


話は変わって、稽古を始めてからずっと苦手にしていた上肢第七調律点、最近成功率が上がってきました。我ながら上達が早いと自画自賛する弟子と教え方が上手いと自画自賛する師匠。この世界は面の皮が厚くないとやってられませんからね。




上肢第七は四十肩などに用いる技術ですが、相手の力を使うと楽に出来ることを教えてくれます。動画の先生のように相手の体を反対側に押して、返ってきたところを引き上げるというやり方もありますが、こちらがスッと近づくと相手が近づいてくるので、間髪入れずに引き上げるというのがうちの先生のやり方。スマートで格好良いです。

この「スッと近づく」という技術、上肢第七だけじゃなくてどこをやるにも上手く効かせるコツだということがわかってきました。
 

遊び稽古 〜相手の体を押して動かしてみる〜

・向かい合って立ちます

・一人は踏ん張り、もう一人が体を押します

・スッと近づきふんわり押すと…?
 

波立たせないようなイメージで近づき、上半身に力を入れずに押すと、けっこう相手の体が簡単に動きます。受け手になってみると良くわかるのですが、スッと近づき柔らかく触れられると力が入らないんですよね。踏ん張る力が入らないというか、抵抗しようとする気自体なくなるという感じ。

以前相手の吸気を利用するとちらっと書きましたが、吐く呼吸から吸いの呼吸に変わる瞬間って絶対力が入らないんです。スッと近づくというのは相手の呼吸を他動的に吸気に変えてしまう力があるというわけです。ガッチリ体型の人でも上手く相手の呼吸がリードできれば別人のように体が軽くなります。
 

整体を仕事として始めた時、練習通りにいくのは2割くらいと先生は仰います。整体を受けにくる人たちはこちらの想像以上に体を固めているし、緊張が抜けなくなっていると。握り拳を作って拳部分の緊張を感じるのは簡単だけれど、肘に力が入っている時にその緊張を認識するのは難しいというのは何となく想像ができます。力ませた腕にこちらも力でグイグイ押しても徒労に終わるだけ。「力抜いて下さい」って相手にお願いしても良いけど、それは美意識に反するのです(←ここ重要)。いかにして力んでいる人の力を抜くかというのがこちらの腕の見せ所です。ふわっと力が抜ける近づき方、手の触れ方。もっともっと研究せねば!!

手技のコツ 20:32 comments(0)

最近は気の感覚を鍛える稽古をよくしています。

野口整体は愉気(相手に気を通す)がメインコンテンツであるし、整体協会の勉強会も気を通す稽古が中心かと思います。今までこのブログで気について触れなかったのは、自分自身いまいち気が通る、通らないの感覚が掴めていなかったのもあるけれど、何より「文字にすると胡散臭い」の一言につきます。科学的根拠のないものは全てトンデモ扱いされる世の中ですからねぇ。

でも、日本語には「気を使う、気を揉む、気が合う、気を利かせる、気品、気苦労」などなど「気」を使った表現がたくさんあるわけですから、それだけ日本人は日常的に気を感じることが多かったのだろうと思います。

気とは何か説明できなくとも体験することはできるので、体験を言葉にしていくしかありません。
 

整体のメジャーな稽古法の一つに合掌行気法というのがあります。胸の前で掌を合わせ、指先から腰に向かって息を吸い、腰から指先に向かって息を吐いて掌に気を集め、掌の感覚を敏感にする稽古ですが、しばらく深呼吸を続けていると掌に蟻が這うような、チリチリした感覚が出てきます。この稽古をステップアップさせて、今度は指の一本一本に順番に気を通してみます。気の通りが悪いという感覚がわかりにくい場合、「呼吸していない感じがする指」はどれか感じてみます。指の一本一本も深呼吸と共に僅かに動くはずですが、呼吸に伴って動かない指、愛想がない感じがする指があれば、その指に重点的に気を通してみます。
 

もう一つの稽古法に脊椎行気法があります。脊椎の中心管をイメージし、その中に気を通すつもりで頭の先から尾骨まで息を吸い込むという稽古です。なんとなく息が吸い込みにくい場所、気が通っているイメージがしにくい場所がある場合、そこに向かって息を吸い続けると背骨がバキバキっと鳴って調整されることがあります。自分で出来る健康法でもあるというわけです。この稽古をステップアップさせて、背骨のどこに気が集まっていて、どこの気が抜けているか感じてみます。気が集まっている場所はなんとなく熱い感じがするし、抜けている部分は冷たい感じ、動かない感じがします。集まっている部分、抜けている部分がわかったら今度は集まっている部分から息を吸い、抜けている部分に向かって息を吐いていきます。気の不均衡をなくす稽古です。
 

これらの稽古は自分一人で行う稽古ですが、自分の体の気の通りの良い、悪いがわかれば人の体に触れたときの気の流れもわかるようになるので、何をすれば良いのかという手技の選択材料になるわけです。うつ伏せになった相手の体に手をかざした際、頭にチリチリ気が集まるようであれば頭が緊張しているのかな、神経過敏になっているのかな、じゃあ頭の緊張をとる施術をしてみようかなという具合です。気は人以外にも通せるので、観葉植物に気を通して気の通りが悪い植物はどれか感じてみたり、部屋の四隅に気合を打って部屋に緊張感を漂わせることができます。窓を開けて換気すると散ってしまうので〜…


えっと…、ここまで書いて思いました。

やっぱこの記事胡散臭くなーい?(←語尾上げ)

 

手技のコツ 18:10 comments(0)



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